このページでは、カヤックとカヌーの違いや特徴について説明しています。
体験ツアーについては下記バナーより、別ページをご覧ください。
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カヤックとカヌーの違いや特徴について
海や川、湖などで小型の船を操舵して楽しむアクティビティとして、日本でも親しむ機会が多いカヤックやカヌー。
ツアーやアクティビティ事業者、船体の販売元によっては、カヤックも含めて「カヌー」と総称して呼ぶこともあります。
なので、どっちがどっちだか、わからなくなっちゃいますよね。
ここでは、その違いや特徴について説明したいと思います。
カヤックとは
「カヤック」とは、船体の内部に足から潜り込むような姿勢で底面のシートに座る小型の船です。
両端にブレード(羽根)のついた「ダブルブレード・パドル」を使って、正面前方に向かって漕(こ)ぎます。
“パドルで船体左右の水を順番に漕いで前へ進みます”
船体に潜り込むように座るため、デッキ(甲板)が包まれた構造(クローズド・デッキ)となっています。
カヌーとの違い
一方のカヌーはデッキが開かれた構造(オープン・デッキ)となっています。
”「カヌー」と聞いてまず思い浮かべるのは、この↑カナディアン・カヌーだと思います“
また、ダブルブレード・パドルを使う「カヤック」に対して、カヌーはブレードが一方にしかないシングルブレード・パドルを使い、左右に持ち替えて漕ぎます。
“カヌーではパドルを左右に持ち替えて漕ぎます”
“手前がカヤック、後ろの2艇がカヌーです”
カヤックとカヌーの違いについて、船体の形状や使うパドルの種類について説明しました。
ともかく早く乗りたい方はコチラ↑をクリック
カヤックやカヌーの競技
オリンピックなどの競技の世界でも、上記のようにパドルの形状によってカヤックとカヌーを分けています。
【参照:公益社団法人 日本カヌー連盟】
https://www.canoe.or.jp/disciplines/
オリンピック代表の羽根田卓也選手が、激流に設置されたポールの間を通過しながらタイムを競うスラロームで、2016年に日本人初の銅メダルを受賞し、メディアでも注目を浴びたので、ご存知の方も多いかと思います。
“船体はカヤックのようですが、パドルの形状でカヌー競技に分類されます”
“こちらはダブルブレードパドルなのでカヤックです”
他にも、カヌーは立膝あるいは正座でコクピットに座り、カヤックは足を前に伸ばしてお尻で座る点でも違いがあります。
カヤックやカヌーの歴史や語源
カヤックは、北極圏のシベリア極東部、アラスカ、グリーンランドのエスキモーが利用してきた小型の船が語源です。
一方、カヌーは中南米カリブ海周辺のネイティブ・アメリカンが利用してきたものが語源と言われています。
“91664184 © creativecommonsstockphotos | Dreamstime.com”
カヤックもカヌーも歴史はとても古く、元々は狩猟や運搬、交易などの実用品として使用されてきました。
しかし、現代ではレジャーやアクティビティ、スポーツ競技として広く世界中に普及しています。
“初めてでも比較的に簡単に乗ることができるレジャー用カヤック”
それぞれが目的別の使い方にかなった形状に発展してきたため、実はカヤックとカヌーを明確に分類することは難しいそうです。
カヤックの種類について
“いろんな種類のカヤック”
例えば、船体に潜り込むような姿勢で座るカヤック以外にも、船体の上に座る構造のカヤックもあります。
シット オン カヤック
中に座る「シット”イン“カヤック」に対して、「シット”オン“カヤック」と呼ばれ、主に湖やおだやかな海辺での釣りやレジャーに使用されることが多いようです。
形状はオープン・デッキですが、こちらもカヤックです
シット イン カヤック
もにわっ湖カヤックツアーで使用するカヤックは、比較的に幅が広く大きめの船体が特徴のレジャー用シットイン・カヤックです。
海外のDagger(ダガー)というメーカーで、日本ではモンベルで取り扱っています。
安定性とコントロール性、直進性のバランスが良く日本全国の体験アクティビティやスクールで使われています。
“ダガーのザイディゴはモンベルで販売しています”
フォールディング カヤック
また、頑丈なフレームをゴム加工したポリエステルの布で包む、折りたたみ式のフォールディング・カヤックもあります。
ザイディゴ同様にバランスの良いカヤックで、初めてでも安心してパドリングを楽しめます。
”フォールディングカヤックは190kgから290kgまで積載可能なモデルを使用します”
フォールディング・カヤックには、1名から3名程度での乗船やキャンプ道具などを積んでの宿泊を伴うツーリングも可能なモデルもあります。
“ツアーではワンちゃんと一緒にのれるプランもあります”
インフレータブル・カヤック
ポリエステルやビニール素材でできた本体に空気を入れて膨らませるインフレータブル・カヤックは、収納性や運搬性に優れたカヤックです。
安定性が高い一方で、剛性や運動性が低く、流れの少ない湖や内海で利用されます。
(急流下りで利用されるホワイトウォーター対応のモデルもあります)
収納や運搬について
フォールディング&インフレータブル・カヤックは、スーツケース程度の大きさに折り畳むことができるので、自家用車への積載や自宅での収納もしやすいです。
穴を補修するリペアキットを使ったり、フレームを補修することで十分に長く使うことができます。
“アルフェックもモンベルで販売しています”
折り畳めない『シットイン・カヤック』や『シットオン・カヤック』、あるいは『カナディアン・カヌー』は、収納スペースを確保することが必要です。
“シットオンカヤックは丈夫ですが、重いのが難点です”
さらに難点なのは2人乗りの物になると重量がかさみ30㎏前後となるので、そのまま運ぶのには成人男性2名でも少々つらいところがあります。
“カヌーは男性二人でも運ぶのがちょっと大変です”
カヤックやカヌー専用のカートもあるので、そちらも合わせてご購入を検討してください。
“カートがあると持ち運びに便利です”
カヤックやカヌーの購入
値段や在庫についての情報は、モンベルのオンラインショップをご覧ください。
当法人もフレンドショップに登録しているので、お取り寄せにはなりますが販売することもできます。
【参考:モンベル取扱商品の一例】
最近はカヤックの購入を考えている方が、購入前に乗ってみたいということで、もにわっ湖カヤックツアーにご参加いただくことも多くなってきました。
ご使用の目的によって、どのカヤックやカヌーを購入すべきか悩みますよね?
“色々なカヤック。初心者は比較的に幅が広く安定性の高いモデルがおススメです”
“初心者向けモデルは、直進性を高めるため船体前後がシェイプ形状で水流を作る溝があります”
ご自宅での保管の仕方や車への積載方法など、ご購入前の相談も承りますので、まずは一度乗ってみてからはいかがでしょう。
カヤックの車載について
車への積載には専用のキャリアもあります。
汎用キャリアでも、ロープや荷締めベルトで十分に固定すれば大丈夫です。
“実際に車に乗せる場合は道路交通法に順じ、走行に支障の無いようにしましょう”
“ワンボックスであればサイズにもよりますが、車内に積載することもできます”
“大きいカヌーや2人乗り以上のカヤックは汎用キャリアに荷締めベルト等で固定します”
カヌーやカヤックの利用場所について
購入後にカヤックやカヌーを使用できる場所は、それぞれの場所によってルールや使用届け出の有無があります。
利用前によく調べてから出かけましょう。
福島市飯坂町茂庭の「摺上川(すりかみがわ)ダム」(愛称:茂庭っ湖)では、管理事務所へ利用申請をすれば、どなたでも湖面へカヤックやカヌー、SUP等を持ち込むことができます。
詳しくは下記リンク先をご覧ください。
水辺の活動における安全対策について
カヤックやカヌー、SUP等、水辺で遊ぶ際の安全対策についてまとめました。
遊びに行く前に、ご参考になれば幸いです。
カヤック・カヌー体験はこちらで!
川下りのような激しいスポーツのイメージがあるカヤックですが、もにわっ湖カヤックツアーでは、流れや波の少ない静水域で体験します。
なので転覆するようなことはほとんどなく、初心者やお子様でも安心して湖上ツーリングをお楽しみいただけます。
また、体験会場となる摺上川(すりかみがわ)ダムは、2005年に完成した新しいダムです。
環境保全のために湖面での動力付ボートや釣りを禁止にしています。
そのため、不用意な波や接触の心配がなく、カヤックやカヌー、SUPなどのパドルスポーツを満喫することが出来る貴重なスポットです。
さらに、湖面へ下りるスロープや、カヤックが発着するための浮桟橋もあるので、手軽にアプローチが可能となっています。
“終わった後も泥や砂まみれの心配がありません”
もにわっ湖カヤックツアーは、4月から11月までの間で随時開催しておりますので、詳しくは下記をご覧の上で、ぜひお申込みください!
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